日米協会の活動

春の講演と交流の夕べ Lecture & Fellowship Party(at Sheraton Grand Hiroshima Hotel) 2019年03月15日

ピーター・コーダス氏(フリーライター・広島市南区在住) Mr. Peter Chordas(Freelance writer living in Minami Ward,Hiroshima)

春の講演と交流の夕べが3月4日(月)午後6時から、広島市東区のシェラトングランドホテル広島で開かれ、会員約70人が出席しました。

講演と交流・懇親会の2部構成で、講演したのは広島市内でフリーライターとして活躍するピーター・コーダスさん(35)。広島の市民団体「平和のためのヒロシマ通訳者グループ」でのワークショップ運営などを通じて、英字紙ジャパンタイムズに被爆者の証言活動などを執筆しています。この日は世界の核開発状況と環境問題についてスピーチ。通訳は小泉直子さんが務めました。

アメリカとロシアがINF(中距離核戦力)全廃条約を破棄したことにふれ、「近代化の名の下で、新しい核兵器の開発が進む。世界各国で軍事費の拡大に歯止めが利かなくなる」と懸念を示しました。

2015年に来日したピーターさんは、観光情報サイトにしまなみ海道のサイクリングコースを自転車で訪れたルポを掲載しています。環境への関心も高く、地球温暖化や二酸化炭素放出などの実態を専門家の予測のデータで示し、「世界では気候変動が原因で紛争も起きている。プラスチックごみの減量も含めて、一人一人が人類の生存に対する脅威を克服する努力を続けましょう」と呼び掛けました。

続いて上田みどり副会長のあいさつで始まった交流会では、ピーターさんはパートナーの山田寿子さんとともにテーブルを回って意見交換。環境への取り組みを熱心に質問する人もいました。

最後はひろしま国際センターの井上隆志専務理事のあいさつで宴を締めました。