広島日米協会は3月6日、シェラトングランドホテル広島で2022年度「春の講演と交流の夕べ」を開いた。講演会では、G7広島サミット県民会議事務局長の村上慎一郎氏が「G7広島サミットの成功に向けて」の題で講演。82人の会員が集い、食事を楽しみながら歓談した。
講演では、村上氏はG7サミットが日本での開催が2016年の伊勢志摩サミットに続いて今回、7回目となることや、そもそも第一次石油ショックをきっかけに1975年からスタートしたことなど歴史的な経緯を解説。広島サミットは5月19日から21日まで三日間開かれ、首脳会議場はグランドプリンスホテル広島、国際メディアセンターは広島県立総合体育館に設けられることなどについて説明した。
村上氏は広島サミットの意義について「岸田首相が会見や施政方針演説で述べているように、被爆地広島で開かれるサミットの機会をとらえ、核兵器のない世界に向けて国際的な取り組みを主導することだ」と強調。広島サミット県民会議の基本方針として①開催支援②おもてなし③平和の発信④魅力発信⑤ポストサミット(若者の参画)~を挙げ、「サミットを開いただけでなく、その成果を未来につなぐことが大切。広島で開かれてよかったと思えてもらえるようオール広島で準備を進めたい」と述べた。
このほか、広島サミットに向けたフォーラムやサミット塾の開催、高校生によるカウントダウンボードの製作、クリーンアップ活動などさまざまな取り組みを紹介。開催期間前後の日も含めて広島市とその周辺の交通量を50%削減する目標とそれに伴う交通規制の概要についても説明した。
懇親会では、山本一隆会長があいさつと乾杯の発声をした後、食事を楽しみながら会員相互で交流した。