日米協会の活動

春の講演と交流の夕べ Lecture & Fellowship Party(at Sheraton Grand Hiroshima Hotel) 2024年03月14日

カープと外国人選手 中国新聞特別編集委員 木村雅俊氏

広島日米協会は3月6日、シェラトングランドホテル広島で2023年度「春の講演と交流の夕べ」を開いた。講演会では、中国新聞社の木村雅俊特別編集委員が「カープと外国人選手」の題で講演。74人の会員が集い、食事を楽しみながら歓談した。

講演で、木村特別編集委員は広島カープの黒田選手が大リーグ・ドジャースに移籍した際、何度も渡米して黒田選手のキャンプや試合の様子を取材したエピソードを紹介。自らの取材体験を通じた米国との関りを披露した。

カープにこれまで外国人選手が53人在籍したことなど、細かなデータも紹介。「この講演を機に過去のデータを詳細に分析してみると、外国人打者の場合、オープン戦で打率が2割6分から2割7分以上の結果を出さないとシーズンでの活躍は難しい」と解説した。

今シーズンは、昨シーズンに主力を務めた外国人打者2人がカープを去ったのに加えて、西川選手がFAでオリックスに移籍したことにも触れ「今シーズンは外国人打者2人でこの3人が昨シーズンに出した結果を上回るぐらいじゃないと、優勝は厳しい。外国人選手の活躍にかかっている」と強調。カープに関する講演会とあって、参加した会員からは木村特別編集委員に多くの質問も寄せられた。

続く懇親会では、山本一隆会長が「今後もみなさんと日米の草の根交流に一層、努めていきたい」とあいさつ。乾杯で祝った後、食事と会員相互の交流を楽しんだ。