広島日米協会は12月4日、リーガロイヤルホテル広島で2024年度「クリスマス・忘年の夕べ」を開いた。8月に着任した在大阪・神戸米国総領事館のトラビス・ホール政治経済部長領事らが来賓として参加。75人の会員、同伴者が集い、食事を楽しみながら歓談した。
開会にあたって山本一隆会長は「被団協がノーベル平和賞を受賞するなど今年一年はいろいろありましたが、こうした中でも私たちはこれからも日米の草の根交流を末永く続けたいと願っています」とあいさつした。
続いてホール領事が壇上に立ち、「日米両国は過去70有余年のどの時期よりも緊密に連携しています。今年4月、岸田前首相のワシントン公式訪問の際にバイデン大統領が宣言したように、日米は今やグローバルなパートナーであり、共通の課題に取り組み、自由で開かれ、連結され、強靭で安全な世界を確保するためにあらゆる分野で協力しています」と説明した。
さらに経済面に触れて「日米は互いの経済に対する最大の投資国です。アメリカ南部のアラバマ州ハンツビルでは、マツダはトヨタとともにマツダ・トヨタ製造工場に23億ドルを投資しました。そしてここ中国地方でも、マイクロンの東広島半導体工場に数十億ドルを投資し、地域経済を支えています」と強調。「今宵ここにお集まりいただいた友人の皆様と共に、これからの1年、日米およびこの地域の平和と繁栄を引き続き前進させていくことができると、私は確信しています」と語り、日米交流の発展に期待を寄せた。
乾杯で祝った後、食事とともに恒例のクリスマス抽選会が開催された。広島市内のホテル三カ所の食事・ギフト券や広島カープのグッズをはじめ、法人会員から多彩な商品が提供され、年末のひとときを楽しく過ごした。
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